« 2010年7月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年8月に作成された記事

「はやぶさ」のカプセル見てきました

7/30-31に相模原市立博物館で、小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルやパラシュートの公開があったので、初日に見てきました。

9:30開場のところ8:15に着きましたが、既に100人以上の列…
はやぶさのカプセル見学の列とは別に、
・今回のプロジェクトマネージャーを務めた川口教授の講演
・プラネタリウムの映画「HAYABUSA」の上映
にもそれぞれ列ができていて、どれかを選ぶとどれかを諦めるしかない状態です。

友人と私は川口教授の講演を第一優先しました。
今日と明日の1回ずつしか聴けないものだし、定員も200人程度だからです。

●川口プロジェクトマネージャの講演

「はやぶさ」の目的から帰還までの様々な出来事を技術的なことを交えて詳しく話してくれました。
テレビなどで紹介されたよりもさらに沢山の苦労があったことがよくわかりました。
本当に一人一人の担当者の地道な努力の積み重ねが成功に繋がったのだと思います。
やれることをし尽くした後は「飛不動」「隼神社」「飛行神社」などにお祈りしたりしたなど、
面白い話もずいぶん交えて、会場は何度も笑いの渦に包まれました。

アメリカではNASAの技術が世界一を自負しているのに、かたや日本は「なぜ2位ではだめなのか」という状態、というくだりで、会場からは拍手が。
川口先生は抑えた口調でしたけれど、日本の技術に誇りを持っていることがよくわかったし、
ドライな話の中にも、どんなに「はやぶさ」を大切に思っていたかが伝わりました。
そして、この計画が幸運や神がかり的なものや、不思議な縁で支えられたこともよくわかりました。

●パラシュート、カプセル見学

講演の後、外に出たら、カプセル見学の待ち時間は3時間とのこと!
3時間立ち続ける体力を確保するために近所のファミレスで昼食。ここも混雑~。
でも、昼食後は待ち時間が1時間半に減っていてラッキー。
列にそって、パンや焼きそばなどの屋台も出ていて、中には便乗作戦か「イトカワ揚げパン」なるものまであって、思わず、イトカワ型の揚げパンを買ってしまいました。

1時間ほどで展示室にたどりつきました。
中には担当者以外に、警備員が二人。ケースの周りにはロープが張られて1.5mくらい離れたところからしか見られず、写真撮影はダメ、立ち止まってもダメ。

パラシュート・・・軽いネットでできていました
インスツルメントモジュール・・・はやぶさ本体と結ばれていた「へその尾」が残っていました
搭載電子機器部・・・加速度センサーがあり、ここでパラシュートを開いたりビーコンを出したり
再突入カプセル・・・金ピカでキラキラ綺麗なまま
背面ヒートシールド・・・貼ってあったテープが溶けずに残っていました
前面ヒートシールド・・・黒い中華なべそっくり 、でも全然汚れていなくて綺麗

7年の苦難を思う暇もなく1分ほどで追い出されました。
でも、どれも、思っていたよりずっと綺麗で新品のようでびっくりしました。

●JAXA見学
JAXAの建物のあちこちが一般公開されているのでちらっと見学しましたが、
すごい人で、先日簡単に見られた「はやぶさ」の実物大模型すら並ぶ始末。
外には、ビーコン電波をキャッチするのに使ったアンテナも展示されていました。

ホールには、はやぶさ帰還時に出した命令を書き込んだホワイトボードが
展示されていました。
その中の、はやぶさからカプセルを分離する命令を出した部分が印象的でした。

展示のカプセルには、「アンビリカルコード」という、はやぶさ本体とカプセルをつなぐ
コードの一部が残されていました。
このコードを通して、はやぶさとカプセルの間でやりとりがあったので、
通称「へその緒」と呼ばれていたそうです。
相模原キャンパスから、これを切るという「はやぶさ」本体とカプセルを分離する命令を
出し、その後「はやぶさ」は燃え尽き、カプセルだけが地上に落下しました。
母親が子供を産むために、身を挺してカプセルを守り、人間に託したという感じ。
分離されてからカプセルがビーコン電波を出すというのも、産声にぴったり。
今でも、はやぶさが最後に撮った地球の写真や、燃え尽きる映像を見ると泣けてしまいます。

同じ思いの人が多いのか、7/30は1万3000人が、7/31は1万7000人が、暑い中、長い列を作ったそうです。
誘導する係員も暑い中声を出し続けて大変そう。
見物客との間で苦労をねぎらったり、冗談を飛ばしたりと、和やかな雰囲気だったのが良かったです。

P7307714_2

| | コメント (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年11月 »