« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月に作成された記事

ナルニア国物語第2章

ナルニア国物語第2章「カスピアン王子の角笛」を観てきました。

ナルニアシリーズは、初めて読んだ中学生の時から今までずっと
私にとって一番大切な物語。
だから、数年前に第1章「ライオンと魔女」が映画化されたとき、
原作とイメージが違うかも、と不安でしたが、予想以上に良かったので、
第2章も大丈夫だろうと安心して観にいきました。

確かに、今回も原作に忠実でありながら、原作にないエピソードを交えてみたり
笑いのシーンもあったり、ストーリーを凝縮してよいわかりやすく作り直してありました。
原作には無かったロマンスもあったので、作者のルイスが知ったら驚いたことでしょう。
でも、すべてが自然に調和していて、登場人物の個性がセリフや行動によく出ていて
監督、脚本の腕に感心。
原作を知らない人にもとても楽しめる作品だと思います。

ただ、戦いのシーンが多かったのが見ていて辛かったです。
よくないことばかり起こり、犠牲者も山ほど。
なのにアスランはなかなか助けに来てくれないし。
結局は、生きるか殺すか、武器を取って強い方が勝ち、という世界なのかなぁ。
実は、全7作のうちで私が一番好きではない物語。
それでも楽しめたので、もう大丈夫かな。

この次の「朝びらき丸東の海へ」は、私が一番好きな話なので期待しちゃいます。
(カスピアン役のバーンズもそうらしいです。彼も再登場します^^)
動物が喋るなんて、今の時代のCGがあるからできるんでしょうけれど、
「朝びらき丸~」の神秘的な世界も、CGで実現できるのかな。

主役の4人きょうだいのうち、上のピーターとスーザンは今回でナルニア出演は最後と言っていますが、
原作どおりなら、この先の「馬の少年」「さいごの戦い」にちらっと出てくるはず。
ピーターのファンなので、また見られたら嬉しいなぁ。
4人は、戦いや乗馬のシーンも、ただ立っている姿だけでも素敵でした。
一度、王・女王として君臨した経験をもつ、という前提なので、
見かけは若いけれども、風格が備わっていました。

同じように子供達が成長していく物語「ハリー・ポッター」シリーズでは、
早く映画化しないと子供がどんどん歳をとって大人になっちゃうのが大変そうでしたが、
こちらは時の進み方がゆっくりしているので、作品と作品の間が数年あいて丁度いいくらいかも。
前回と今回の間の3年も、子供達が適度に成長して原作のイメージぴったりのいい感じになっていました。
ということで、数年後をまた楽しみにしたいと思います。

| | コメント (0)

ターシャ・テューダーさん死去

最近、新聞の訃報欄を見て驚くことが多くなりました。
先日の氷室冴子さんの時は、まだ若い50代なのに残念!とびっくりしましたが、
今日は92歳の女性の訃報に思わず「あっ」と声をあげてしまいました。

ターシャ・テューダーさん。アメリカ人女性。
絵本作家ですが、広い庭や昔風の暮らしぶりの方で有名かもしれません。
まるで西部開拓時代のような、18-19世紀そのままの姿、家、くらし、そして花が咲き乱れる昔風の庭。
私は特に熱心なファンではありませんでしたが、写真集やTVで紹介された映像が印象的でした。
その頃すでにご高齢でしたので、息子さんが近くに住んでいるとはいえ、一人でこの暮らしは大変なんじゃないか、と勝手ながら心配していました。
92歳で死去ということで、来るものが来たか、という感じです。
でも、彼女の場合、最後まで人生を深く楽しんで、死も自然に安らかに訪れたのではないでしょうか。

ご冥福をお祈りします。

| | コメント (2)

氷室冴子さん死去

私の手元に氷室冴子さんの「東京物語」という文庫本があります。
最近、通院の度にお供してくれています。
でも、自分で買ったのではなく、いつの間にか家にあったもの。
おそらく、最初の職場の先輩か同僚が"面白いよ"と貸してくれた本だと思うのですが、
退職するとき周りの人に聞きまわったけれど、貸し手がわからないまま私が預かっています。
借りたものを返さないでいるのは心苦しい限りなのですが、今となっては誰の本だったか手がかりもなく時が流れ…
先日いらない本を捨てようと思って整理していたら、この本が出てきました。
そこで初めて、処分する前に読んでみようと思い立ちました。

もともと私はエッセイというのがあまり好きではありません。
作家の匂いがプンプンして、相性が悪い作家だったりすると臭くてやりきれなくなるだけだから。
ところが、彼女の話は意外に面白く、知らないうちに引き込まれていました。
女性が若い時にここまで冒険できるのは、ご自身が強い意志を持っているからだろうと感心し、適材適所にピタッと当てはまる形容とリズミカルな文体に心地よさを感じました。
それで、氷室冴子ってどんな人なのか調べてみよう、と思っていた矢先でした。

今日、新聞に載っていたのは氷室冴子さんの訃報。
肺がんで死去。まだ51歳の若さ。 ショックでした。

「東京物語」の中に"病は気から"という文章があります。
それによると、彼女は大の病院嫌い。注射が怖い、薬が苦手とのこと。
病院に行くだけで重病になったと思い込み、医者の言葉も疑ってかかると。
私は自分が病院にいる時にこのくだりを読み、「注射が怖いなんて甘いなぁ。私は毎日注射することもあるし、自分で自分に注射もする。だいたい、注射より痛いことは沢山あるのに、これくらいで騒いでどうする?」と心の中で笑っていたのです。
そんな彼女が肺がんで死亡とは…注射とは比べ物にない痛みと闘っていたのでしょうね。

上記の文章では、氷室さんが肺炎にかかった話が描かれるのですが、
彼女は、肺炎でなく肺結核か肺がんかもしれない、と勝手に思い、一人で動揺する様子が面白おかしく続きます。
それを笑って読んでいたのに、まさか本当に肺がんとは…びっくりしました。

ご冥福をお祈りします。

| | コメント (0)

世界で「千の風になって」

今では誰もが知るようになった歌「千の風になって」。
天邪鬼な私は、流行のものは好きではありませんが、この曲はいいな、と思っていました。
ただ、メロディと詩は好きでも、素直にいいと思える演奏に今まで出会えませんでした。
色々な歌手が歌っているようですが、オペラ歌手が完璧に歌うタイプはちょっと苦手。
なんだか押し付けられているような感じがして…

先日、テレビのハングル講座を見ていたら、
ドラマ「美しき日々」の主題歌を歌った韓国人歌手ZEROさんが、この歌を韓国語で歌っていました。
作詞した新井満さんと相談して、ご自身が韓国語に訳したそうです。
そして、彼の歌は…涙が出るのは勿論、これを聞きながら死にたいと思ったくらい感動的でした。
演奏も良かったし、背景の夜空も良かったし、やっぱり歌が良かった!
ZEROさんは韓国でデビューした際、覆面歌手として活動し、人前に姿を見せませんでした。
ドラマで有名になって日本でコンサートをした時もサングラスは外しませんでした。
ところが、この時はサングラスを外していました。初めて素顔を見ました。
どこかにいそうな優しそうなお兄さん、という感じで、隠すことなかったのに…と思いました。
彼が素顔で歌ったから、余計に良かったのかも。

そしてまた時が流れた別の日。
ウィーン少年合唱団のコンサートで、再び「千の風になって」を聞きました。
彼らはオーストリア他の外国人ですが、きちんと日本語で新井満さんの詞で歌っていました。
合唱曲にアレンジされていましたが、これまた涙が出るほど感動的な演奏でした。
アレンジも良かったけれど、さすが、澄んだハーモニーの素晴らしさ。
演奏の後、指揮者が客席を指差しています。
なんと、作詞・作曲をした新井満さんが一般客に混じって座っていたのでした。
自分の作った歌が演奏されるのを聴くのはどんな気持ちでしょうね。

気がつくと、この歌、こうやって世界中で歌われるようになったような。
元々の詩はアメリカが発祥との説ですが、歌という形になってアメリカに逆輸入、さらに世界中に広まるように思います。
私にとっては、日本人の歌手の演奏より、なぜか韓国やオーストリアの演奏家たちのものの方が心に染みました。
彼らが母国にこの歌を持って帰って、この感動を多くの人に伝えて欲しいと思います。

あれから私の頭の中は、このメロディばかり、壊れたレコードのように繰り返し流れています。

| | コメント (0)

もう秋?

4月上旬に蒔いたコスモスが、なんとBp6026019 6月1日から咲き始めました。

あれ?確かコスモスって8月くらいから咲く秋の花では???
ここ数日、天気が悪くて涼しい日が続いているのを秋と勘違いしたのでしょうか?

これから夏本番の暑さが来たらどうなっちゃうんだろう。

パンジーとコスモスが同時に咲いているベランダ、不思議な世界です。

| | コメント (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »