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少年合唱団いろいろ

ウィーン少年合唱団」が大好きで四半世紀追い続けている私ですが、この冬は別の少年合唱団のクリスマスコンサートを聴く機会に恵まれました。
一つはドイツの「ドレスデン聖十字架合唱団」、もう一つはイギリスの「ボーイズ・エアー・クワイアー」。
同じように宗教曲を歌う合唱団なのに、この2つは非常に対照的でした。
まずは人数。ドレスデン~は、ハイティーンの男声合唱を加えた総勢40名。ボーイズ~は、13-15歳の少年だけたったの8名
ドレスデン~は徹底して合唱(集団)にこだわり、ソロは一曲のうちの一部だけ。ボーイズ~は、ソロ(個人)にこだわり、殆どがソロのある曲でした。
私は、たくさんの声が一つになって響く少年の声も大好きですし、1人だけのボーイソプラノも大好きです。できれば合唱とソロが掛け合うような曲が一番好きです。その中間にいるのがウィーン少年合唱団なのかもしれません。
ただボーイズ~は編成上どうしても層が薄い感じがしました。それを補うためか、オルガンや室内管弦楽団を使っていました。これまた、音叉一つでアカペラで通したドレスデン~と対照的です。

ドレスデン~やウィーン~は個人が目立つことを避けているのですが、ボーイズ~は逆。この違いはボーイズ~の成り立ちからくるのでしょうか。
もともとイギリスの各地にある教会の聖歌隊から、トップソリストたちを集めたベストメンバーで作られたグループなのです。イギリスでは、聖歌隊のソリストがCDを出すのも当たり前なのだとか。

今回の指揮をしたのは初代ボーイズ~のリーダーをつとめ、天才ソリストと言われたコナー・バロウズ。変声期の後、今度はテナー歌手として、ボーイズ~のマスターとして素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
教会音楽があるために、こうして少年合唱が引き継がれていくヨーロッパの環境を羨ましく思いました。

大好きなフォーレのレクイエムに酔いしれた後、新宿の街を歩き、あまりの世俗さに世界のギャップを感じてしまった夜でした。

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