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2004年6月に作成された記事

変わりゆくウィーン少年合唱団

今日、来日中のウィーン少年合唱団のコンサートを聴きにサントリーホールに行ってきました。

ウィーン少年合唱団の追っかけを始めてから既に四半世紀
少年達は入れ替わっていくけれど、ずっと変わらないものと思っていました。
ところが、今回のコンサートからガラっと変化が…。

今までは3部構成で、第一部が宗教曲メイン、第二部がオペレッタ、第三部に世界の民謡やシュトラウスの曲となっていたのですが、第二部のオペレッタがまるごと消えていました。
少年たちがさまざまな衣装を着て茶目っ気たっぷりの演技を見せてくれるので、これはこれで楽しみだったのですが、残念です。
プログラムがAとBとあるため、オペレッタも2種類用意してきて、日本滞在が長くなると日本語のセリフも飛び出していたのは遠い日々になってしまいました。
2年前の公演では、オペレッタは1種類。それも伝統的なモーツァルトの時代のものでなく、新たに作られた現代的で理解が難しいものだったのですが、今思うとオペレッタを続けるか否かの実験をしていたのかなぁ、と思います。

さて、その分合唱曲は少し増えて、楽器演奏を加えたり、指揮者も歌に加わったりと工夫されているのには感心しました。
独唱の時は普通ソプラノが目立つのですが、今回はアルトの子たちが頑張っていて、逆にソプラノの力が弱いように感じました。
観客の拍手はすさまじかったのですが、過去に背筋がゾクゾクするような演奏を聴いてしまっている私としては、もっと質を上げて欲しかったな、と思ったコンサートになりました。

私が追っかけを始めた頃の来日は3年に1度でしたが、やがて2年に1度となり、来年から5年間は毎年来日する予定だとか。ちょっとびっくり!です。
そのせいでしょうか、いつもなら日本に3ヶ月くらい滞在して各地を回るのに、今年はたった1ヶ月半の滞在になっていました。
プログラム内容といい、なんだか彼らに楽な方に流れているような…。

でも、今日の演奏にあったコダーイの「アヴェ・マリア」は、中世の修道院の中庭のマリア像が目に見えてくるほど、独特な世界を作り出していました。今まで何度聴いても何も感じなかった曲なのに、初めて異世界の香りを嗅ぐことができました。
がんばれウィーン少年合唱団!
来年また一回り上手くなって日本に来て欲しいです。

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