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別れの一つの形

9年間、闘病を続けていた叔父が、8月4日に亡くなりました。
お通夜・告別式は行わず「お別れの会」が開かれたましたが、私にとって仏教以外のセレモニーは初めての経験でした。

近親者だけ40名ほどが、結婚式場のホールのような会場に集まりますと、そこには沢山の花でできた祭壇がありました。
白やブルーの花がベースで、菊などは一本もなく、カサブランカなどの洋花。
花の中の遺影の背景は真っ青な海で、後ろから光を当てられて明るく綺麗でした。

出席者はテーブルで軽食をとりながら故人を偲びます。叔父が好きだったというダージリンティーも特別に出されました。
格式ばった挨拶はなく、エレクトーンの生演奏が静かに続きます。
その中、全員で順番に祭壇の前のロウソクに火をともしていきます。
また、1人に一枚ずつメッセージカードが配られ、故人へ捧げる最後の言葉を書きました。このカードはバラの花と共に、1人ずつ棺の中に入れました。
最後に、祭壇の花も皆で棺に納めました。

仏教式だと、お坊さんがお経を読み参列者はお焼香をするだけという受動的で体にも負担がかかるお葬式になるのが常ですが、
こういう会ですと、出席者が主体で、一人一人がゆっくりと故人を偲ぶことができ、静かで明るく感動的なセレモニーとなりました。
こんな別れの形もあるんだなぁ、と大変参考になりました。
お葬式で「素晴らしかった!良かった!」と思えた初めての経験でした。

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